2011年8月27日土曜日

放射線 市民測定の実施結果


7月31日、8月4、5日に測定した結果を公表します。

学校15か所 1cm 0.06〜0.12 1m 0.06〜0.12
(小学校[曽根、伊保、伊保南、荒井、米田、米田西、阿弥陀、中筋、北浜]/保育園(高砂西)、幼稚園など)

駅7か所 1cm 0.06〜0.12 1m 0.05〜0.10
(山陽高砂、荒井、曽根/JR曽根、宝殿)


公園5か所 1cm 0.02〜0.11 1m 0.06〜0.10

その他9か所 1cm 0.06〜0.11 1m 0.05〜0.13
(教育センター、コープ高砂、サンモールなど)

※立川市などで実施の市民測定に準じる(各3回測定の平均)

簡単な分析と感想
(1)1cmの方が1m測定よりも値は高めであった(東京都測定などと同じ傾向)
(2)最大0.13であるが、そもそも測定器自体の精度が0.01単位以下は確度が低い。数値に一喜一憂することはないであろう
(3)また、東京都(最大0.2程度)に比べても、低めであることは確かであるし、そもそも関西は自然放射線が強めということも考えれば影響は少なめである
(4)ただ、もともとの自然放射線(0.05程度)に比べれば明らかに数値は上昇しており、それは福島原発の影響と考えられる。
(5)この点も以前の「世界的な水爆実験時期」や「チェルノブイリ」時点でも数値は上昇しているので、過剰な心配はいらないが、
「影響はある」という事実は知っておくべきではないか。
(6)そして、何より高砂の数倍〜数十倍の空間放射線に苦しむ福島県の市民、とりわけ子どもたちのことに思いを寄せるべきではないでしょうか
(ちなみに圏外のはずの福島市、郡山市でも1〜3マイクロシーベルト/時が検出)
(7)さらに空間はある意味で低くて当然ともいえるが、食料(とりわけ給食)やガレキは全国流通の可能性がある。こちらの影響も正確に見定める必要があり、
引き続き関心をもって取り組んで行きます。